世の中には、戦いだとか争いに
たとえられることがたくさんあります。
「兵隊が足りない」だとか、「総力戦」だとか、
「白兵戦」だとか「敗色が濃い」だとか、
「兵糧攻め」だとか「休戦協定」だとか‥‥ねぇ、
選挙の話題なんか、もう、戦争の話そのものですね。
ま、だいたい、ビジネスの場で、
ごく日常的に使っている「戦略」とか「戦術」だって、
戦争の戦の字がついてますからねぇ。
そういうなかで、「武器」ということばは、
いちばん一般的に、しかもけっこういい意味で
使われているかもしれません。
じぶんだけの武器を持て、とか、
武器も持たずに戦えるか、とか、
いつも武器をみがいておけ、とかね。
武器は、「いいもの」だということになってます。
石器時代の手斧やら、ジャングルのなかでのナイフなら、
その感じはよくわかるのですが、
いまの時代に生きているものにとって、
ほんとうに武器というやつは、いいばかりのものなのか。
特に、強い殺傷力のあるような武器は、どうなんだろ?
仮にね、あなたが「ピストル」という武器を、
実際に持っているところを想像してみようか、
‥‥というようなことです。
おそらく、武器を持っていること自体が、
かなりの緊張を強いると思うんですよ。
かえって自由でなくなる、生きにくくなるでしょう。
「武器を持つ」というのは、そういうことだと思う。
「戦場のつもりで生きろ」なんて、
ほんとの戦場でない場所で、人は平気で言いますが、
もうねぇ、やめたほうがいいと思うんですよねぇ。
かつて、ぼくは冗談めかしてこう言ったことがあります。
「ペンは剣より強し。ならば、武器よさらば」
頭脳でも美貌でも家柄でも、武器と言われるものは、
およそみんな、力を与え、自由を奪いますよね。
ほぼ日刊イトイ新聞 - 今日のダーリン 2009/7/22(Wed)
たとえられることがたくさんあります。
「兵隊が足りない」だとか、「総力戦」だとか、
「白兵戦」だとか「敗色が濃い」だとか、
「兵糧攻め」だとか「休戦協定」だとか‥‥ねぇ、
選挙の話題なんか、もう、戦争の話そのものですね。
ま、だいたい、ビジネスの場で、
ごく日常的に使っている「戦略」とか「戦術」だって、
戦争の戦の字がついてますからねぇ。
そういうなかで、「武器」ということばは、
いちばん一般的に、しかもけっこういい意味で
使われているかもしれません。
じぶんだけの武器を持て、とか、
武器も持たずに戦えるか、とか、
いつも武器をみがいておけ、とかね。
武器は、「いいもの」だということになってます。
石器時代の手斧やら、ジャングルのなかでのナイフなら、
その感じはよくわかるのですが、
いまの時代に生きているものにとって、
ほんとうに武器というやつは、いいばかりのものなのか。
特に、強い殺傷力のあるような武器は、どうなんだろ?
仮にね、あなたが「ピストル」という武器を、
実際に持っているところを想像してみようか、
‥‥というようなことです。
おそらく、武器を持っていること自体が、
かなりの緊張を強いると思うんですよ。
かえって自由でなくなる、生きにくくなるでしょう。
「武器を持つ」というのは、そういうことだと思う。
「戦場のつもりで生きろ」なんて、
ほんとの戦場でない場所で、人は平気で言いますが、
もうねぇ、やめたほうがいいと思うんですよねぇ。
かつて、ぼくは冗談めかしてこう言ったことがあります。
「ペンは剣より強し。ならば、武器よさらば」
頭脳でも美貌でも家柄でも、武器と言われるものは、
およそみんな、力を与え、自由を奪いますよね。